家賃が高い東京都で一人暮らしはできる?

学校を卒業したら東京都で介護職に就きたいと考えている人や、既に東京都に住んでいて介護職に転職しようと考えている人もいるでしょう。高齢化は止まらない上に介護職員は足りない状況が続いているので、就職先に困ることはないと言えます。しかし、東京都は家賃が高いため、一般的に給与が安いと言われる介護職で一人暮らしが可能なのか気になるところです。

介護労働安定センターが事業所の種類ごとの給与を調べてみたところ、最も高い賃金をもらっているのは、地方自治体が運営する介護施設でした。その次が社団法人・財団法人で、社会福祉法人、医療法人がそれに続きます。これを参考に求人を探すといいかもしれません。

また、介護福祉士の資格を持っていれば資格手当が出て、給与が上がるのが一般的です。無資格者と比較すると、月収は4万円高くなる傾向にあります。例えば介護求人広告に掲載されていた求人の1つは、無資格者の初任給は225,000円で、介護福祉士の有資格者は253,500円となっていました。なお、この福祉施設は社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームです。さらに、自宅から通う場合、住宅手当が付くのがポイントでしょう。その他にも、東京都で求人を探す際は、家賃手当や社宅の有無をチェックするとよいでしょう。家賃手当の額はバラつきがありますが、1万円程度というところが多いです。

また都心部や駅チカの物件は家賃が高くなる傾向にあるため、郊外で家を探すのが賢明でしょう。場所によっては安くて広い物件もあります。希望する条件と照らし合わせて、よく考えて物件を選びましょう。